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インテリア雑貨のプロが20年かけて辿り着いた「理想の木製カトラリー」

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なぜ、お店の木製カトラリーは「太くてごつい」のか?業界の裏事情

大手チェーンやインテリアショップのキッチンウェア企画・製造に20年間携わる中で、私は数え切れないほどの製品を見てきました。その中で、ずっと抱いていた違和感があります。

それは、市場にある多くの木製カトラリーが、どうしても太く、ごつい造りになってしまっているということ。

理由は、企業側の「リスク回避」にありました。
木は金属に比べて強度が劣るため、細く繊細に作ってしまうと「アイスクリームなど固いものをすくった時に折れる」「経年劣化で折れる」といったクレームに繋がります。そのため、安全性を最優先するあまり、必要以上に厚みを持たせたデザインにせざるを得ないという業界のジレンマがあったのです。

しかし、金属や陶器、ガラスなどの洗練された食器とテーブルコーディネートした際、「なぜ木の製品だけ、こんなに野暮ったくなってしまうんだろう?」と、ずっと悔しい思いをしていました。他の美しい異素材の食器たちと、しっくり馴染むような「美しく繊細なデザイン」の木製カトラリーを作りたい。それが、開発の原点です。

金属の「引き算」× 木の「優しさ」= 究極のハイブリッド

私たちが追求したのは、金属製カトラリーが持つ「薄さと、スッと口から抜ける存在感のなさ」、そして木製カトラリーだけが持つ「圧倒的な素材の優しさ」の融合です。

木には、金属やプラスチックには決して真似できない、素晴らしいメリットがいくつもあります。

熱が伝わりにくい: 熱々のスープを飲むときも唇が火傷せず、冷たいデザートも冷えすぎない。

嫌な「金気臭さ」がない: 繊細な料理の風味や香りを、素材そのものの味でダイレクトに楽しめる。

不快な音がしない: 陶器やガラスの器に当たったときに「カチャカチャ」と嫌な音がせず、大切な器を傷つけない。

優しい口当たり: 素材そのものが柔らかいため、唇に触れた瞬間の心地よさが格別。

強度の問題をクリアし、限界まで薄く、繊細に仕立てることさえできれば、木はカトラリーとして「最も優れた素材」になるのではないか??

そう信じて、私たちは「料理の美味しさを邪魔しない、究極の存在感のなさ」を持つカトラリーを完成させました。

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